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2022.03.04

屋根材選びについて いぶし瓦編 第二回

皆さんこんにちは、三重県松阪市で屋根外装工事を営む株式会社和田商店のMです。

少しあいてしまいましたが、前回1月26日の続き、今回はいぶし瓦編 第二回です。

前回はいぶし瓦のメリットデメリットをお伝えしましたが、今回は製法(瓦の焼き方)の違いです。これには若干私見も入りますが、我々の業界で一般的に言われている事です。

ではまず、製法の違いです。

それは、トンネル窯と単窯の違いです。トンネル窯とは、工場で次々と瓦が焼かれていくようなイメージで瓦が工場内でどんどん流れていく内に作られるといったものです。一方、単窯(コンテナ窯)というのは、コンテナ内に瓦を入れて、そこで焼くといったものです。

 

トンネル窯:・焼成温度が高い為、耐寒性に優れている。

      ・焼成温度が高い為、瓦の色が黒くなりやすい。

      ・オートメーション化の為、大量生産安定型でコストが低い。

※トンネル窯

 

単窯(コンテナ窯):・焼成温度が低い為、寒冷地には向かない。

          ・焼成温度が低い為、光沢が白輝りが長く続く。

          ・半自動製法の為、様々な瓦が作れ、瓦自体の色ムラが少ない。

          ・半自動製法の為、コストが高くなる。

※単窯

 

このように瓦といっても見た目は同じようで作り方に違いがあるのです。

 

いぶし瓦編 第三回へ続く。

 

 

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