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2024.02.02

松阪市の景観を彩るのし瓦を使用した屋根って?メンテナンスサインや方法を紹介

のし瓦を使用した屋根の基礎知識

のし瓦(熨斗瓦)とは屋根の数ある瓦のひとつです。屋根の主に最上部にある棟の瓦の下に細長く見えている瓦のことをいいます。

のし瓦は主に「雨風から建物を守る」「美観」の2つの役割を持っています。

のし瓦を棟に積むことで防水性を高めることができ、のし瓦が多く積んであると棟の見栄えが良くなります。

見栄えが良くなるものの、その分地震や台風などの自然災害による影響も大きくなるため、どの程度のし瓦を積むかは専門の屋根業者に相談することをおすすめします。

最近では機能性を意識し、棟の下に積まずに棟瓦1枚で納めることも増え、出番が少なくなってきているのし瓦ですが、あるのとないのでは屋根の表情が大きく変わります。

 

のし瓦の劣化のサイン

瓦自体は耐久性が高い屋根材ですが、棟は雨風の影響を受けやすい部分です。地震や台風といった自然災害や飛来物などの思わぬアクシデントによってずれたり割れたりすることがあります。

のし瓦も同様、以下のサインが見られたら早めに専門の屋根業者に確認してもらいましょう。

  • のし瓦のずれ
  • ヒビや割れ
  • 漆喰の劣化
  • 棟のずれ

上記サインを放置した場合、雨漏りが発生する恐れがあります。

雨漏りは単純に生活の質が落ちるだけでなく、建物に雨水が浸透し、建物内部の木材や金属部分の腐食や劣化が進み、建物全体の強度にも影響するため、雨漏りが発生し問題が複雑化する前に対処することが望ましいでしょう。

 

のし瓦を使用した屋根のメンテナンス方法

のし瓦をメンテナンスすることは屋根の寿命を伸ばすことにつながります。

のし瓦の定期的な点検は主に視覚点検で屋根全体を注意深く見て「割れ」や「欠け」「変形」「ずれ」などの異常がないか確認します。

異常を発見した場合はその原因を特定し、それに合わせた修繕提案になります。のし瓦がずれていた場合は主に以下の3つの提案が考えられます。

  • のし瓦積みの棟を棟瓦1枚に積み替える
  • 棟全体の取り直し
  • 漆喰の詰め直し

 

のし瓦のずれの原因や、家主様の希望でメンテナンス方法も変わってまいります。

 

のし瓦積みの棟を棟瓦1枚に積み替える

のし瓦で積まれた棟を取り除き、棟瓦1枚に積み替える方法です。

棟は瓦屋根の中でも雨漏りの原因になりやすい部分で、従来の土葺き工法でのし瓦を積むより、棟瓦に積み替えるほうが耐震・耐風に優れていたり、工事費用も他の工事に比べて安価に済むことがあります。

 

棟全体の取り直し

棟全体を取り壊し、再度作り直す方法です。

既存の瓦の状態が良ければ既存のものを使用しますが、使用できない場合は新しいものを用意しての工事になります。

 

漆喰の詰め直し

棟には漆喰が使用されています。その漆喰の劣化が見られるときに漆喰を剥がして新しい漆喰を詰める方法です。

漆喰の耐用年数は10年程度のため、定期的なメンテナンスをおすすめします。

 

まとめ

日頃からご自宅の屋根を見ることはないため、のし瓦や屋根の異変には気づかないことがほとんどです。

屋根の状態が悪化する前に、信頼できる屋根の専門業者に定期的に見てもらうことをおすすめします。

とはいえ地上から確認できない屋根は、点検するだけでも梯子をかけたり、場合によっては足場を組むなど大掛かりな作業が発生することも少なくありません。

私たち和田商店はドローンによる点検を導入することで、気軽に屋根の点検をご依頼いただける体制を整えております。

松阪市をメインに屋根相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

▼対応エリア
津市・松阪市・伊勢市・鈴鹿市

上記エリアを中心に三重県全域の下記を対応しています。
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