メンテナンス

屋根のこと

WHAT'S ROOF

メンテナンスの必要性

台風などの天災で屋根が破損することは時々ありますが、そのようなトラブルがなくても屋根は少しずつ劣化していきます。
屋根材や環境によって耐用年数は異なりますが、短いケースで10年、長いケースで50年経った屋根はリフォーム時期を迎えます。また、屋根の下地や内部に組み込まれている防水・断熱素材にも寿命がありますので、大切なお家で快適な生活を送るためにも屋根の定期メンテナンスは是非ともご検討いただきたいところです。

各種屋根材の劣化症状、また劣化することで発生しやすくなるトラブルには以下のようなものがあります。

【瓦】
苔・カビ/ズレ・割れ/歪みなど

【スレート瓦】
苔・カビ/色あせ/サビ(板金部分)/ズレ・割れ・反り/剥がれ/歪みなど

【金属屋根】
サビ/破損(穴など)/剥がれ/歪みなど

【アスファルトシングル】
浮き/剥がれ/表面の劣化/歪みなど

【劣化に起因するトラブル】
雨漏り/すきま風/虫の侵入/屋根の落下・倒壊など

【その他のトラブル】
雨樋(あまどい)の破損など

割れたり、剥がれたりすることで雨漏りにつながるケースも多いです。雨漏りが発生すると室内の天井まで修繕が必要になることも多いので、早期対策が大切です。
他にもすきま風や虫の侵入、場合によっては剥がれた屋根が近隣の住宅を傷つけたり、最悪のケースだと人に当たってしまう危険もあります。
また、軽くみてはいけないのが雨樋の破損トラブルです。落ち葉などのゴミが詰まることで、雨漏りや倒壊の原因となることが多いため、直接的に屋根の劣化に起因するものではありませんが、ここに紹介させていただきました。

普段あまり目が届かない場所ですので、時々専門家に調査・メンテナンスのご相談をしていただくことがトラブルを未然に防ぐポイントです。

瓦の剥がれ

瓦の剥がれ

スレート瓦の色あせ・歪み

スレート瓦の色あせ・歪み

雨漏り

雨漏り

メンテナンスの種類

瓦の魅力は、そのデザイン性の高さと耐用年数の長さにあると言えます。日本家屋はもちろん、洋風建築にも古くから使われている歴史ある伝統工芸品です。
瓦の種類は、陶器瓦・いぶし瓦といった粘土瓦と、セメント瓦に大別できます。ただ、セメント瓦は近年使われなくなってきているのが現状です。陶器瓦といぶし瓦では仕上げ方に違いがあり、「色褪せせず鮮やかな状態が保てる陶器瓦」と「あえて色むらが出ることが味になるいぶし瓦」といった特徴の違いにつながります。

  • 陶器瓦・いぶし瓦のメリットは、
  • ①耐用年数が長い
  • ②デザイン性が高い
  • ③断熱性が高い
  • ④防音性が高い
  • ⑤結露に強い(結露しにくい)
  • ⑥塗装が不要
  • ⑦汎用性の高さ(現在使用している瓦が廃番になっても他製品による代用が可能)
  • といった点が挙げられます。

耐用年数は、
陶器瓦・いぶし瓦=60年前後
となります。
※環境によって異なります。

工事価格は、
陶器瓦・いぶし瓦=7,000〜12,000円/1㎡ となります。
※工事内容や屋根の大きさによって異なります。

瓦全般のデメリットとして、一般的に耐震性・耐風性の低さが挙げられますが、これらは施工方法によってカバーすることが可能です。

陶器瓦
いぶし瓦

メンテナンス時期・費用

メンテナンスの時期や費用は、屋根材の種類や施工面積、状態によって変わってきます。お客様に余分な費用をご負担いただくことがないように、しっかり現状を確認した上で最適な提案・見積もりいたします。
また、屋根のメンテナンス時には足場を組むことになるため、屋根のメンテナンスと合わせて壁のメンテナンスも同時に行うことで足場代を節約できるためオススメです。
当店では、屋根・壁の状態チェックから見積もりまで、丁寧にわかりやすくご案内させていただきます。お気軽にご相談ください。

                       見積書

信頼できる
業者選びのススメ

家を守る重要な設備であるにもかかわらず、屋根は登らないと見えない為、なかなか状態を把握することが難しいのが実情です。そんな弱みに付け込んで、法外な金額を請求してくる悪質な業者も残念ながら存在します。本来なら何もしなくてもいい状態の屋根なのに、高額なメンテナンス料を請求されるケースもございますので、くれぐれもご注意ください。 ここでは注意しておきたい事例をいくつか紹介します。

①突然訪問してくる業者には御用心。
例えば「裏の家を工事している者ですが。お宅の屋根がおかしいです。」 と言って、強引に屋根を点検していった挙句、後日高額な請求書を送りつけてくる、というケースがあります。
少しでも怪しいと思ったら、とにかく話を聞かないでください。家を建てた時の工務店、又は知り合い等、信頼のおける方にまずは相談しましょう。

②そのやり方、本当に大丈夫?
当社のお客様宅に突然訪問してきた業者が、「瓦が剥がれていて、このままでは雨漏りしてしまいます。『コーキング』をすればすぐ直ります。」と言ったそうです。
『コーキング』は外壁タイルや窓や通気口の周りに使われることもありますが、『コーキング』では屋根は直りませんし、かえって雨漏りがひどくなる場合があります。
家もカラダも一緒です。かかりつけ医ならぬ「かかりつけ業者」に相談することが大切です。

③アレもコレも芋づる式に…。
目につきやすい外壁から指摘し、屋根や内装等も見せて頂くように持っていくという業者も多いです。 水周り、床、壁のクロスetc.、大切な家を任せるに足りる相手かどうか慎重に判断しましょう。

~ポイント~
もちろんほとんどの業者が真摯にお客様や仕事と向き合って丁寧な仕事をしています。一部の悪質な業者に引っかからないように、まずはしっかりと相手がどんな業者なのか知るようにしましょう。

・いきなり訪問してきた業者には、絶対その場で作業させない。
・日頃から信頼できる工務店を見つけておく。
・家族や知り合いなど、信頼できる人にも相談してみる。

三重県松阪市で、百三十年以上に渡り地域の工事店として屋根外装工事に携わってきた和田商店の特徴や取り組みをまとめました。

和田商店の強み